【虫歯や歯周病への影響】ドライマウスにより唾液が減ることで増える細菌

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【虫歯や歯周病への影響】

ドライマウスと虫歯・歯周病

ドライマウスによって唾液が減少することで、虫歯や歯周病を発症しやすくなります。これは、唾液の量と虫歯・歯周病との関係が非常に密接だからです。
ちゃんと歯みがきをして、虫歯や歯周病のケアをしているにもかかわらず、そうしたトラブルがおこりやすい人は、すでにドライマウスを発症している可能性も考えられます。

唾液の減少と虫歯・歯周病

虫歯や歯周病は、虫歯菌や歯周病菌など、口内にある雑菌が原因でおこります。唾液には洗浄作用(自浄作用)と殺菌作用がありますので、ドライマウスを発症して口内の唾液が枯渇したり減少したりすると、虫歯菌や歯周病菌の殺菌作用や洗浄作用が低下します。それによって、口内の雑菌は増殖をはじめます。

このような状態ですと、虫歯や歯周病は確実におこりやすくなります。しかも、唾液には歯の再石灰作用(歯の修復作用)がありますので、ドライマウスを発症すると、虫が食った部分を修復する機能も同時に失うことになります。
歯周病についても、殺菌作用の低下により病巣の広がりを食い止める者がいなくなってしまうことになります。したがって、ドライマウスは虫歯・歯周病の罹患と進行のどちらも助長してしまうことになるのです。

ドライマウスになってしまったら

ドライマウスは、いろいろな原因因子が複合的に作用して発症するため、ひとことで言ってしまえば「そう簡単に改善できるものではない」ということになります。ただ、そのまま放置してしまえば、虫歯や歯周病の進行を早め、悪化させてしまうことになるわけですから、何らかの対策を講じる必要はあります。

医師に相談するのが一番望ましい

そういう際には、やはり「医師に相談すること」が一番望ましいでしょう。虫歯や歯周病だけは、自力でどうにかできるものではありませんし、放っておいて改善する種類のトラブルでもありません。症状を悪化させないためにも、早めに歯科医院に行きましょう。

普段から歯みがきの仕方に気をつける

ただ、虫歯にしても歯周病にしても、初期段階では自覚症状がない場合が多いです。できればその段階で歯科医院に行くことが望ましいですが、しかし自覚症状がないとなかなか行動に移せない人が多くなります。

特に歯周病を発症した人は、歯みがきの方法に気をつける必要があります。歯をみがくのはもちろんですが、歯茎をしっかりとブラッシングしてマッサージする必要があります。歯周病でない人が歯茎のマッサージングを行えば、歯周病の予防にもなります。

ただし、ブラッシングによる歯茎のマッサージの方法を間違うと、逆効果になってしまう場合もあります。そういったご相談に関しても、歯科医院にて随時受け付けております。


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